BOOX Nova3

しばらく前に注文していた,E-InkのAndroidタブレットBOOX Nova 3が先週届きました。約1週間,使ってみた感想など。

BOOX Nova3

BOOX Nova3は,日本の代理店からも販売されているのだけど,今回はちょっとだけ安い中国のBOOX Shopから購入。ただ,結論からいうと,日本の代理店から買ったほうがいいかも。対応は丁寧だけど,どうしても個人輸入で日数がかかるし,想定外だったのが関税。ほとんど,差額がないくらいになってしまいました。

初期設定

起動後,言語で日本語を選ぶくらいで,タブレットの起動までは特に気になることはありません。ただ,この状態ではまだWiFiにもつながっていないし,Google Playも使えないです。
今回,BOOXを購入した一番の目的は,国内の各種電子書店で購入した電子書籍を読むということなので,Google Playが使えないというのは全く話にならない。

というわけで,Google Playを有効化しないといけないのですが,この手順が若干わかりにくい。
PC Watchのこの記事を読むのが一番いいと思うけど,「Google Playへのデバイスの登録」をした後,すぐにGoogle Playが使えるようになるわけじゃないというのが戸惑うところです。今回は,10分後くらいに使えるようになりました。

Google Playが使えるようになった後は,普通にAndroidのアプリをインストールすればOK。意外と困るのが,日本語入力が標準で入っていないこと。なので,Google IME (Gboard)を入れましょう。これがないと,本の検索にも困ります。


あとは,標準設定ではスリープ後,一定時間経過するとシャットダウンするようになっていて,使い勝手が悪いので,通常のAndroidスマホ・タブレットと同じようにスリープしたままにするのがおすすめ。

ケース・カバー

BOOX Nova3には,上の写真のような蓋付きのケースが標準でついているようで,これがなかなかできがいいです。蓋を閉じればスリープしてくれるし,開ければ復帰。あと,軽い割に安っぽくない。

その他,画面保護フィルムがついてくるので,これも貼る。なんだかよくわからないけど,フィルムは2枚ついてきました。

電子書籍リーダー

Android 10なので,各種電子書店のアプリが普通に使えます。解像度もすごく高いので,文字もきれいです。

注意点としては,普通のアプリは液晶画面を前提としていて,ページめくりのアニメーションが有効になっていることが多いですが,この機能はOffに。どうしてもE-Inkだと画面描画は遅いので,アニメーションが有効だと読書体験が劇的に悪くなります。

あとは,通常のアプリは液晶向けのUIになっていて,E-Ink(電子ペーパー)だと配色上UIが見えない場合もあるので,BOOXの「アプリ最適化」の設定で,アプリごとに調整したほうがいいものがあります。アプリによっては画面サイズがうまく認識できないのか,はみ出してしまうものがあったので,その場合はこの設定で「アプリのデフォルトのDPIを使用する」にするとちゃんと収まりました。

今まで使っていたSony Readerや,専用端末のKindleと比べると使い勝手は劣ると思うのですが,宗教的理由によって😀,Kindleは使わないことにしているので,これからの電子書籍リーダーとしては,いいかなと思います。なんといっても,電子ペーパー端末で複数の電子書店の本を読めるのがいい。


手書きノート機能

実は,BOOXには専用のスタイラスもついていて,手書きメモ機能がついています。買う前から知ってはいました。が,すでにノートはEvernoteでキーボードから入力するようにしているし,いまさら手書きメモなんて使わないな…と思っていました。なので,届いてからもしばらくは使ってすらいませんでした。

が,試しに手書き機能を使ってみたところ,すごい!紙のノートに書いているくらいのスムースさで書けます。また,普通の液晶タブレットの画面と違って,ガラスに書いている感じがしない。紙と同じとは言わないですが,とても実用的なレベル。モノクロのE-Inkなので,当然色は使えないけど,ノートとして考えれば,十分じゃないかなと思います。


なお,標準のノートアプリは,スタイラスで書くこと前提なので,指では書けません。なので,手のひらが当たっていても,全く問題なし。スタイラスは,ペン先で書き,反対側でこすると消しゴムに。筆圧にも対応しているので,絵心さえあれば絵もいけると思います。(私は全くだめなので)


また,書いたノートは,メーカー(ONIX)のクラウドアカウントで保存もできるようですが,私はEvernoteとの連携で使うことに。ノートを書いて,閉じると,連携したEvernoteアカウントにPDFで保存されます。

その他,書いた文字をテキスト認識する機能もついています。日本語パックをダウンロードすれば,日本語にも対応しています。

ただ,じゃあ普段使うかと言ったら,先に書いたとおり,ノートはEvernoteにテキストで取ることにしているので,検索しにくいPDFは不便なので,まあ,基本的にはキーボードから入力するかな。図を書いたりしないといけない時は,BOOXを使うかも。

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