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電子書籍にいまいち踏み切れない理由

本(特に,読み物系)を読むのは好きだし,また,デジタル機器で読むこと自体も,それほど苦にならない。あと,書籍が電子化されることによって,置き場を考えなくてもよくなるというのはすばらしいメリットだと思う。 ただ,それでも「電子書籍」っていうものにいまいち踏み切れない。 先日も,紀伊國屋のKinoppyで電子書籍を買った。Kinoppyは,今のところ日本の電子書籍のシステムとしては,かなりいけていると思う。端末をあまり選ばないし,ある端末で購入した本をほかの端末で読むことも問題ない。訳のわからない,「再ダウンロード期限」なるものも存在しない。読みやすさも十分。まあ,品揃えについては,正直まったく満足できないレベルでしかないんだけど,これはまあ,もう少し待つしかないのかな。 例えば今回読んだ本がすごく良かったとき,家族や友達に読んで欲しいと思っても,なかなか難しい。紙の本であれば簡単にできる「貸し借り」っていうのができない。つまり,布教ができない。友達とかから本を借りて,それでその作者に興味を持つっていうことが,結構あるんだけど,それが難しい。まさか,端末やアカウントを貸すわけにいかないしね。 家族については,今のところ家族共用のiPadがあるから,それで読めないわけじゃないんだけど,iPadみたいなものって,本来パーソナルなものだと思うので,これが一人1台とかになったら,読めないし。 あと,どうしても将来読めなくなってしまう危険性がある。紀伊國屋が廃業してしまったら,サーバの運用を止めてしまったら,買った本を読むことはもうできない。まあ,現実にはそうそうそんなことは起きないと思うけど,自分の場合かなり古い本(20年以上前の本)でも,くり返し読むことが結構あるので若干不安。 このあたり,いい解決方法が出てくるとうれしいんだけど。